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はっぴぃえんど⁈

第30章 story30 あぷろーち❶

*Aside*

目を閉じて何かを考えていた翔ちゃんが、ゆっくりと目をあけた。

翔「潤に相談してみてもいい?」

「えっ…」

翔「潤の了解を取って、それからなら相葉くんの事を考えてみる…」

「…翔ちゃん…ありがとう」

前向きな言葉に、喜びのあまり思わず翔ちゃんを抱きしめてしまう。

翔「ち、ちょっと…まだ何にも話は進んでないから」

ううん。前進したよ。
俺の気持ちが少し伝わったっていうことでしょ。

あっ、松潤といえば、翔ちゃんまだ連絡入れてないじゃん!

「ねえねえ、翔ちゃん。松潤に連絡しなくていいの?心配してるんじゃない?」

翔「うん…そうだね。電話してみる…あっ…」

スマホを取り出した翔ちゃんが、画面を見てヤバっと呟いた。

「どうしたの?」

翔「潤からの着信とメールがこんなに入ってる…」

見せられた画面いっぱいに“松本潤”が並んでいた。

「早く、連絡してあげな。マンションに戻ろうか」

翔「潤は、今日の撮影場所に向かったみたい…」

「よし急いで行こう!ここから五分もかからないし」

ハンドルを握りなおし、車を走らせた。

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