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はっぴぃえんど⁈

第32章 story32 はっぴぃ❤︎とぅげざー⁈ M×S

*Sside*

床の間には、いかにも高価そうな壺が飾られている和室に通され、キョロキョロと部屋を見回す。

「うわぁ、すごいね」

窓の外の景色が見えたとき、思わず叫んでしまった。

流れる川の音に心を奪われたかのように、暫く窓から動かずにいると、潤が抱きしめてきたので、俺も潤の腕をギュッと握りしめた。

「なんか時間の流れがゆっくりに感じるね」

潤「そうだな…」

たまには何も考えず、ゆっくり過ごすのも悪くないな。
俺の旅行は、大抵分刻みで、予定がいっぱいだから。

「ねぇ、これからの予定は?」

潤「夕飯は6時だから、先にお風呂なんてどう?露天風呂は貸切にしてもらってるよ」

潤も運転で疲れてるだろうから、先に温泉であったまるのもいいかな。

浴衣に着替えると、早速貸切の露天風呂に向かった。

暖簾をくぐると、脱衣所からはすでにお風呂が見えていて。

「うわぁ、すごいね」(本日2回目)

温泉は1つだと思っていたら、打たせ湯に寝湯、お湯の温度もぬるめ熱めと温泉のテーマパークのようになっていた。

浴衣をぽーんと放り投げると、二人で顔を見合わせ、温泉にダイブする。
お湯がジャブンと外に溢れて行くけど、貸し切りなので気にせず、広いお風呂なのでつい泳いでしまった。

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