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はっぴぃえんど⁈

第37章 story37 あぷろーち❸

*S side*

行きつけの、小さな個室がある飲み屋さんまで、マネージャーに送ってもらい、早速ビールを頼んで乾杯をする。

「乾杯」

智「乾杯」

グラスを合わせ、まずは喉を潤した。

「ぷはぁ〜、美味しい!」

智「仕事の後の一杯は、格別だね」

本日のオススメという、ブリ大根をつまみながら、どうやって話を切り出そうかな〜と、たわいもない話をしながら考える。

うじゃうじゃ考えていてもしょうがない。
話が途切れたので、本題を切り出そうとした時、智くんが、ボソボソと呟いた。

「ごめん、智くん。聞こえなかった」

智「……あの…翔くんは俺のこと、どう思ってるのかなって」

「智くん…」

智「あの時のキス……どういう意味だったのかな?その場のノリ?俺…あれからずっと考えてて…」

あぁ、智くんも悩んでたんだね。

「智くん、今日飲みに誘ったのはね、智くんの気持ちが知りたかったからなんだ」

智「俺の気持ち?」

「うん。後…俺たちのこれからについてかな?」

俺は、今の自分の気持ちを、包み隠さず智くんに伝えた。潤を一番愛してるのは変わらないけど、同じくらい、相葉くんもニノも大切なこと。そして、智くんへの想いを…。



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