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はっぴぃえんど⁈

第37章 story37 あぷろーち❸

*Mside*

俺も翔の手をぎゅっと握りしめると、翔の手が少し震えているような気がした。

「自分の気持ちに気付いて不安になってる?」

翔「うん…。これで良いのかって…。それに潤の気持ちが知りたい…」

不安になることなんてないのに。
こうなる事は分かってたんだから。

「翔…俺はお前の事を愛してる。世界で一番。誰にも渡したくない。でも、それは五人で居るから成り立ってるんじゃないのかなって思うんだ」

俺も、翔と一緒だよ。
翔が俺の一番には変わりないけど、他の三人の気持ちが同じ方向を向いたら、もっと幸せになれると思うんだ。

翔を正面から力強く抱きしめた。

「ねえ、翔?お試し期間内に、みんなの気持ちがお互いを向いたらさ、五人で結婚式しない?」

翔「えっ?」

「二人だけの結婚式はしたいから、そのあと五人で誓い合うのはどう?」

翔「それっていいのかな…。五人って神様ビックリするよ」

「ははっ、神様だから受け入れてくれるよ。何も悪い事してないし」

そう。自分の気持ちに正直に生きるだけ…。

翔「…そうだね」

不安が消えとびきりの笑顔になった翔を、もう一度、キツく抱きしめた。



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