テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第40章 story40 はっぴぃ♡ちゃんす

*M side *

翔「……いつもなら、2ステップで交差するところ……今日は2ステップ半必要だったから、なんかおかしいなと思って」

そんな細かい所?
自分でも気づいていなかったのに…。

翔「本番でそんなミス、完璧主義のお前なら絶対しないだろ。で?どこが悪いの?病院行くなら、このままむかうけど」

「病院は大丈夫…」

翔「でも、調子良くないんだろ?」

心配そうに覗き込む翔くんと目が合うと、素直に言うしかないと思った。

「あの…、最近眠れなくて…」

翔「その他は?」

「…食欲もあんまりなくて、体が重くて…」

翔「頭痛やめまいは?」

「今のところ、大丈夫」

翔「分かった。とりあえず、家に着くまで休んどけ」

翔くんは、ハーフケットを後部座席から取り、足元にかけてくれた。
「ありがとう」とお礼を言うと、車内にはまた沈黙の時間が流れる。

でも、その空気はとても穏やかな空気で、寝不足の俺は、お言葉に甘えて、目を閉じて休むことにした。


 


ストーリーメニュー

TOPTOPへ