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はっぴぃえんど⁈

第40章 story40 はっぴぃ♡ちゃんす

*M side*

翔くんが、すぐ隣にいる。
そう思うと、目は閉じているもののなんかドキドキして落ち着かない。

そっと薄目を開けて翔くんを盗み見ると、目がバッチリと合ったような気がして、慌てて目を閉じた。
すごく優しい目で俺をみてた気がする…。

翔「着いたよ。起きれる?」

俺の体を支えるように起こしてから、翔くんの左手が俺の頬を包み、「大丈夫か?」と囁くように聞いてきた。

「だ、大丈夫…」

なんとか答えるけど、翔くんがかっこよすぎてクラクラする。

翔「心配だから、部屋まで送る」

荷物を持って、車のドアを開けてくれる翔くん。
手を差し出され、戸惑いながらも、その手を掴み、自宅へと向かった。

エレベーターの中でも、何故か手は繋がれたままで、そのまま玄関のドアの鍵をあける。

それでも、繋がれている手……。

この手の意味は何?

それに、この状況、上がってって言うべき?

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