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はっぴぃえんど⁈

第1章 story1 しあわせのはじまり M×S

*Mside*

重い足取りで楽屋に戻る。ドアを開けると、俺が来たことに気づいた翔が駆け寄ってきた。

翔「もうすぐ、収録はじまるよ。さっきのことは、後でゆっくり話しよ。
まずは、仕事!潤、髪乱れてるよ!」

翔は、俺の髪を手櫛で直してくれた。その後、髪の毛にふんわりとキスをすると、俺の手を引いて、スタジオに向かった。

いつもより若干甘〜い、翔。普段の俺なら喜んでいるんだろうけど、今日は不信感をいだいてしまう。ここで口を開いてしまったら、責める言葉しか出てこないと思い、黙って翔についていった。

翔「遅れてすみません。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

収録は大きなNGもなく順調に進んでいった…はず。
集中しなくちゃと思いながらも、つい色々考えてしまう自分がいて、いつの間にか終わっていた。


楽屋に戻ると、俺と翔以外は、次の仕事があるみだいで、慌ただしく帰り支度をしている。
帰り際、翔のところへ行く相葉さん。翔の耳元で何かヒソヒソと話しこんでいる。

だから、その距離、おかしいだろっ。

そして、なぜか顔を真っ赤にしている翔に気づく。なんなんだよ、もう…。

「はぁ・・・」

今日何度めかの大きなため息をついた。





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