無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

＊Oside＊

翔くんと松潤が、ニノの方へ向かっていく。

二人が付き合うなんて考えた事もなかった。
っていうか、男同士ってありなのか…。実際、目の前にいるんだからありなんだよな。

じゃぁ、俺とニノもあり⁈

翔くんと松潤の交際宣言を聞いて、俺の中に変化が生まれた。

ニノへの気持ちに、蓋をしなくてもいいのか？
メンバー以上の関係を望んでもいいのか？

「よし！！」

気合いを入れて、立ち上がった。
これからは、自分の気持ちをごまかすのはやめよう。
ニノを絶対に手に入れてやる！

普段はぼーっとしているように見られるけど、やる時はやるんだからな！

気持ちが決まると、いてもたってもいられず、ニノのもとへ急いだ。


ニノのところにはまだ二人がいて、話をしているみたいだ。

立ち止まって少し考える。
ニノは二人の関係をどう思うんだろう…。
前向きに捉えるとは限らないじゃないか…。そしたら、俺がいくら好きでも、この恋は実ることはない…。

一度そう思うと、さっき固まった決意は物の見事になくなっていく。

ちょうどそこへ、相葉くんが撮影を終えて帰ってきた。

雅「次はリーダーの番だって」

「あぁ、わかった。いってくるよ」

沈んだ気持ちのまま、撮影に向かった。