無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

＊Nside＊

ソファーに仲良く座る翔さんと潤くんを見て、羨ましいなぁと思う自分がいる。
大野さんと、あんな風に過ごすことができたらな…。
ん？大野さんと⁈
そう思った自分にびっくりだ。
俺って、大野さんの事が好きなのか？
それなら両思い？

いや、待て待て。
第一、大野さんは俺のことどう思ってるのだろう？
俺のことが好きだと思っていたのは、勘違いじゃないのか？
さっき、俺の勘はあてにならないのが、証明されたばかりじゃないか。

「やっぱり、メンバー以上の関係を望むのはやめておこう…」

そうすれば、傷つく事もないから…。
気持ちを切り替えようと、ゲームを開くが、一向に集中出来ない。

雅「ニノ？ニーノ？聞いてる？」

「えっ、あっ、なんですか？」

雅「スタッフさんが呼んでるよ。リーダーとのツーショットだって」

「えっ、そんなショットの予定、なかったじゃないですか！」

雅「俺に言われたって。それによくあることじゃん。なんで怒ってるんだよ〜」

確かに、予定外の撮影がふえることなんて良くある。問題はそこじゃない…。大野さんとのツーショットというところだ。

「はあ…」

大きなため息をはきなから、スタジオに向かった。