無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

＊Oside＊

気持ちを切り替えて、撮影に望む・・・はずだった。
でも、いつものように笑えない…。

すると、カメラマンも流石プロ。
一瞬で俺の状態を見抜いた。

カメラマン「えっと…、もう少し優しい笑顔でお願いしたいんですが…。
う〜ん、そうですねぇ。ここは、二人のほうが感じか出るので、二宮さんも一緒にお願いしてもいいですか？」

マネージャー「いいですよ。二人の醸し出す雰囲気もウリですから。ハハハ」

許可がおり、ニノを呼びに行くスタッフ。

「えっ、ちょっとまって…」

なんでニノなんだよ…。
笑えない原因を連れてこられたら、余計に笑えないだろ…。

そんな想いは通じるはずもなく、ニノがスタジオに入ってきた。

和「宜しくお願いします」

カメラマン「急に悪いね。よろしくお願いします」

カメラマンに挨拶をすると、俺のところにやってきたニノ。
なんか怒ってる感じがするのは気のせいか？

和「ちょっと、どういう事ですか？ツーショットに変更って？」

「あっ、…ごめん。もっと優しい笑顔が欲しいって言われて…。でも出来なくて…。それで雰囲気を出すならニノが一緒のほういいからって…」

だんだん声が小さくなっていく俺。
こんなんで、撮影大丈夫かな。