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Baby love

第12章 すれ違い。




ただの告白じゃない。
一生お前を守るって、そう言ったじゃないか。



S「両親にだっていずれ紹介するつもりでいる。
海外で挙式をあげても良い。
来年あたりなら、まとまった休みも取れるだろうからハネムーンも行ける。
仕事が忙しくても、一緒に暮らせば帰る場所は同じだ。毎日顔を見れる。」



M「翔くん・・・それ本気?」



S「俺は全部本気だぞ?
でも、お前にとっては男同士だからって
全部ごっこ遊びにしかなんねーの?
プロポーズだって冗談半分だと思ってたのかよ!」



M「違う!!冗談だなんて思ってない!!
俺も本気で翔くんの事、」



S「自信無ぇよ・・・」



M「え・・・?」



S「お前は1回逃げたじゃねーか。
好きだって伝えようとした俺から、何も始まってないのに逃げただろ・・・」



潤が固まった。
こんな事を言いたいんじゃないのに。



S「・・・いつかまた、
お前は俺から離れるのか。」



結局その程度の想いなのかよ。



S「贈った指輪だって、あれ以来全然見かけないけど。
引き出しの奥に突っ込んだまま忘れてんじゃねーの?」



M「・・・そんな訳ないだろ。」



潤の声が震えている。
泣きそうな顔の潤を見て胸が締め付けられた。



M「忘れる訳ない。嬉しかったのに・・・」



S「潤・・・、」



M「ごっこ遊びとも思ってねーよ!
でも・・・」



俯いた潤は、唇をグッと噛んで涙を堪えているようだった。
こんな顔させたくないのに
・・・



M「ゴメン、今日はお互い冷静になれないだろうから・・・
もう帰るよ。」



S「・・・・・」



何で帰るんだよ。
俺の事本気だって言うなら、ちゃんと聞かせてくれよ。







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