家庭教師との恋愛
第1章 初めまして
「…え?今なんて言った?」
「だから、家庭教師雇ったって言ったじゃない 高校三年生になったんだから、受験に向けてあんたはもっと頑張らなきゃ」
高校三年生になって二ヶ月、いつも通り家に帰宅をしたら母から家庭教師を雇ったと言う知らせが…
「待って待って!私なんにも聞いてない!」
「そりゃそうよ ギリギリまで教えるつもりなかったからね」
いやいやいや待って嘘でしょ。
家庭教師なんて聞いてない。 そもそも私は高校一年の時から週に4回塾に通い、受験に向けて勉強はしていた。
そして今から家庭教師!?意味がわからない。
今日の6時にはくるからねと言う母の言葉が耳に入った
6時って…あと30分くらいでくるじゃん!!!
本当に急すぎる。 とりあえず、部屋の片付けするかな…
「あ、志乃」
「なにー?」
「家庭教師は週に2回で毎回3時間だからね 今日は2時間だけど、次からは三時間だから」
3時間!?
しかも週に2回ってことは、休みが1日だけ!?
受験生になるといきなり忙しくなるもんなんだね…休みがあるだけいい方か。
私はため息をこっそりとつきながら、自分の部屋に向かった。