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友人に光あれ。

第5章 そして、ズレる


海斗の後を追いかけてレジへ来たが…




海「すいません、お名前なんて言うんですか?あ、山下さん?可愛い名字ですね!」

可愛い名字ってなんだよ、必死だなオイ


海「山下さんは彼氏とかいるんですか?
おいくつですか?好きなタイプは?俺とかどうですか!?」

山「えっ…あの…えっ…」

ガンガンいくな!俺さえびっくりするわ !
つか女の子すっげぇびびってるよ!やめたげて!マジで!




海「あなたのその無造作な眉毛!俺に整えさせてくれませんかね?俺と付き合ったら絶対良い思いばっかですから!ね!?」

山「て、店長…っ」

店長呼ばれちゃってるじゃねーかよっ
無造作な眉毛って誉めかたもズレて相手傷付けてんだよ!


店長「あ、あの…お客様そういった事はお止めください…」

海「いや!ほんとあなた絶対きれいになります!俺に任せてください!いまの10倍美しくなりますから!」

店長「あの…そういった押し付け販売はお止めください…」

海「そんなんじゃないです!まじなんです!」

空「ぁああ!!もう、ホントすいません!ご迷惑かけました!行くぞこの、ドアホ!!」

海「ちょ、山下さぁぁあん!!」


このまま放っておくとなにを仕出かすかわからいこいつを無理やり引っ張りながらその場を逃げるように去った


なんで関係ない俺が謝らなきゃならんのだよ…まったく…

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