友人に光あれ。
第6章 理由
さっきの場所から大分離れたところの
ベンチに座りどっと疲れる俺とウダウダまだ言ってる海斗。
空「お前アレやめろって!」
海「ああしなきゃ真面目に伝わらないだろ!」
空「伝わるわ!」
こいつがいまだにチェリーな理由は多分あの猛烈いや、気持ち悪いアプローチの仕方のせいだ。
空「アレじゃぁ永遠のチェリーボーイだよ」
海「卒業してーけど、焦ってはないんだよ、でもさすがに彼女はほしいよ…マジで…」
海斗は実は昔から極度(失礼だな俺)のビー線なんだよな…
イケメンだし、普通にすればすぐ付き合えるのに、あんなアプローチの仕方だから逆に金目当てなんかじゃないか、とかでほとんどの人が警戒してしまうのだ。
まあ、そりゃ引くよな。俺さえ引くし…!
結局今日はそのまま帰ることにした。
まだ居たらこいつまた本屋行くだろうしな…
店の人も俺もホント勘弁だよ…