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第4章 drama

((宇野side))





父に決められた婚約者は



私の好きな人とは正反対で



私のことを理解してくれていない



AAAを辞めさせられる日もいずれ来るだろう





((イルミネーション,行きたかったなぁ))




婚「実彩子さん,また」

宇「今日はありがとうございました。さようなら。」




食事が終わり店を出ると,街中がキラキラ輝いている



イルミネーションがやっている大通りだった



しかし人はもうほとんど歩いていない



光り輝く木の下にあるベンチに腰を下ろし,ぼーっと周りの景色を眺めていた




ほんとなら,今はみんなと見ているはずだったこの景色




このままずっと1人なのかも,なんて思うと涙がこぼれそうになる




((会いたいよ…))




宇 「♪空から降るネオンは冷たくて 自分を守るように…」


日「それ,俺の曲だし」




大好きな人の声がして振り返ると



大好きな人の姿があった



宇「ねぇ,私,このまま1人なのかもね」

日「何言ってんの,俺がいるじゃん」



ばーか,とでも言うように笑う光啓が愛おしい



日「ねえ,歌って?」

宇「…なにを?」

日「♪どんな君も全部包むから〜」



いきなり何を言い出すかと思えば,dramaを歌い出す光啓



宇「…」

日「♪この先もずっと そばにいさせて〜」

宇「…♪不安も傷も君なら〜…」

日「♪受け止めて見せるから〜」

宇日「♪きっと」

日「♪どんな2人よりも〜」

宇「♪輝ける気がするよ〜」



そこまで歌うと,光啓はにっこり笑って座っている私の手を握った



日「dramaは西島と実彩子の曲だから俺が実彩子と歌うことなんてできないけど,歌詞の通りにすることはできる」

宇「どういうこと?」

日「どんな実彩子も全部包む。今も明日もこの先もずっと,そばにいる。不安も傷も実彩子なら受け止める。」



嬉しすぎて息をするのが辛い



宇「光啓…」

日「実彩子,好きだよ。」




幸せすぎて,時が止まったようだった




宇「…私も…好き」

日「ほら,イルミネーション見たいんでしょ,行こう」

宇「うん!!」





もう1人じゃない



私には,光啓がいるから




2人で,光の中へと歩いていった

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