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第11章 I4U

秀太side





千晃の顔には明らかに不安の色





心配になって追いかけると、案の定泣いていた






秀「これ以上泣いたらまた腫れちゃうじゃん」


千「ごめっ…」


秀「千晃の努力とか、戦ってきたものに比べたらアクロバットなんて比べ物にならないんだから」







千晃の手首には無数のリスカの痕

俺がしたことは謝っても許されることなんかじゃないのに

俺の隣に居たいと言ってくれた

俺にできることは、千晃の笑顔を守ること






秀「千晃が来てくれただけでも、クラスのみんなは嬉しいの。失敗したって楽しけりゃそれでいいじゃん?勝ちにこだわる必要なんてなくね?」


千「うん…」


秀「ここで、まるごと全部返してやれな?。こんなこと言える立場なんかじゃないけどさ…千晃を傷つけた奴らに"私はこんなに強い"って証明してやろうぜ。」


千「そう…だね!」








他のクラスの様々なBGMの間を駆け抜けるようにみんなの元へ戻った
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