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第3章 SUGAR

((西島side))





目覚まし時計の響く音で目が覚める




西「ん〜……」





千晃と同居し始めて約半年




今日はたまたま2人とも仕事が休みで,デートをする予定だった




西「ちいちゃん起きて〜,今日デートだよっ」




ふと千晃のほうをみると,息が荒れている




顔も真っ赤で,汗もかいているようだった




千「…ハァ……ハァ……」

西「ちいちゃん!?大丈夫か!?」

千「たかっ………」




軽くおでこに触れると,ものすごい熱





西「すごい熱……ちょっとまっててね」






冷えピタとゼリー,タオル,薬を探して千晃の部屋に持っていく





西「ちいちゃん熱い?寒い?」

千「少し熱い…かな………」

西「じゃあ布団1枚にするね,冷えピタも貼っておこっか」

千「ありがとう…」

西「おかゆ作ってくるね,休んでて」



熱のせいか目がうるうるしている

少しでも早く,辛さから解放してやりたいと思った

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