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オナニーのススメ

第13章 未知のススメ

「掴まれる・・・」

これも自衛隊の話。

2年間の教育期間中はタバコは禁止なんだ。

俺を始め、何人も吸ってたけどww

バレたら、丸坊主+罰金+1ヶ月外出禁止+昼休み返上で1500mの計測会(目標タイムクリアするまで毎日)、こんなお得なセットが洩れなく付いてくるww

だから、みんな隠れて吸うんだ。


その隠れた喫煙場所の1つが、床下にあったんだ。

1階の両端の部屋の床に地下に入る為の入り口があって、50cm角ぐらいの取り外し可能なとこがあるんだ。

それを外すと、冷暖房の配管が通ってる狭い通路に入れるんだ。

横幅1mぐらいに、高さは1.5mぐらいだろうか?

屈んでじゃないと歩けないぐらいのところ。


明かりも無いから、懐中電灯とかライターの火の明かりを頼りにその通路の少し奥まで行くと。

建物の中央部分だけ少し天井が高くなってるんだ。

その辺りが喫煙場所。


そっから出るのもちょっと大変ww

暗い通路を戻って、入って来た穴を腕力で登るんだ。

立ち上がって、穴の縁に両手を付いて、ぐっと身体を持ち上げる、そして戻ったら元通り蓋をするって感じな!

腕立て伏せを連続でやらされた後には、手に力が入らなくて、登れんwwwってなる事もwww

大変は大変なんだけど、ここはかなり安全な喫煙場所だから、みんな利用してたな。


ただね。

夜中に穴から這い上がろうとする時に、足を掴まれるって言う怪奇現象が起きるらしいんだ。

同期の何人かが実際に経験したと真面目な顔をして話してた。



まぁ。

掴んでたのは俺なんだけどなww

誰かがタバコを吸いに行くとか耳にすると、反対側から地下に潜入。

真っ暗な通路を匍匐前進をしながらライターの明かりが届かないとこまで進んで待機。

一服が終わるとコッソリ着いてって、最後の1人の足を掴んだら帰還。


こんな暇な事を繰り返してたwww

消灯後だからさ、掴まれた奴は声も出せずに。

足をバタバタさせて超焦ってるんだwww

そして、青い顔をしながら怪奇現象の話を真剣にやってるwww

それが面白くてやってたwww


まぁ、そんだけ!!

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