
はしたない女の子は好きですか?
第5章 ▼たまには乱れてどうでしょう
「ふあ、あ……」
ぼーっとしていて、唇が離れているのに声が出てしまう。思わず私はばっと口を手で覆った。
弘樹の口角がニヤリと上がる。
あ…それダメなやつだ。
「次はこれ使ってマッサージしようよ」
弘樹が引き出しを開けて、中からピンク色の楕円状のものを取り出した。
それは弘樹が付属のスイッチをいれると、ぶるぶると振動をしだす。
そのやらしい振動具合や、振動音に、思わず下がきゅんとしてしまっている自分がいた。
あ、もう。えっちなものだって見た瞬間に、体が昂っちゃう。
思わず両手で体を覆い隠すようにホールドをした。でもはみ出ている肌に、弘樹はローターを這わせていく。
細やかな振動が私の体を伝って少しくすぐったい。
肩にあてるのはいいんだけど、脇腹とか、首とか…
「あっ…」
隠しきれていない胸のあたりの肌へとローターが移動する。
突起部分は手で死守してるものの、振動が胸にきてるから…。
思わずきゅっと目を瞑った私の手を、弘樹はぐいっとどかしてしまう。
