
君はいったい何者なんだっ !?
第1章 明かされた真実
南乃「ねぇ成にぃ…」
成斗「な、なに?南乃…」
血の繋がってない女の子と思うと直視できない。
いまいる南乃は昨日の南乃とは違う。
もう他人…なんだから。
南乃「南乃といるの嫌だ?」
成斗「……正直、昨日までのようにはできない。だってそうだろ?南乃と俺は兄妹じゃない、血の繋がりもない他人…なんだよ」
南乃「もう南乃のこと…嫌い?」
目に溢れんばかりの涙を溜めて俺のことをみてくる
南乃「ママたちが…世界旅行に出掛けたら、もう2人では居られないかな?」
ポロポロと目から溢れる涙
成斗「そ、そんなことは言ってないだろ?!ただ心の整理とか…あの、泣くなよ…南乃。頼むから」
打ち明けられた真実と目の前にいる南乃という現実を俺は…全てを受け止められない。
でも南乃には泣いてほしくないんだよ。
だって昨日まで大切だと思ってた妹なんだから
成斗「頼むから…泣かないで」
俺まで泣きそうになる
でも真実は来年の俺の誕生日まで分からない
のこり11ヶ月、俺は南乃とふたりで暮らしていけるのだろうか?
