
君はいったい何者なんだっ !?
第1章 明かされた真実
不安を残した翌日、父さんと母さんは世界1周の旅へと出かけようとしていた
父「成斗。お前、変な気起こすなよ」
イラッ
母「んふふふ、成斗にはそんな度胸もないわよね?んふふふ」
イラッイラッ
成斗「変な気とかそんな度胸ないとか、好き勝手言いやがって。あのな、俺にだって好きなやつくらい…いるに決まってるだろ」
父「…………ま、まぁそうだな!ハハッ。成斗ももう17歳だし好きな子や彼女のひとりやふたり!ね、ママ」
母「成斗…。ママはどこぞの馬の骨か知らないような女はね、許さないわよ。1度その子連れてきなさぁぁああい!!!」
成斗「…………はぁ。はやくいってくれよ。父さん、船の時間間に合わなくなるよ」
父「そ、そうだな!ほらママいくよー!!」
母「何言ってんの!?成斗の好きな子みてかるぁ…!!
父「じゃ、いってくるね。成斗、南乃を頼んだよ?こら、ママ暴れるなよっ!!」
成斗「はいはい。いってら〜」
バタンっ
成斗「ふぅ。」
まさかのデマカセが母さんをあんな姿にしてしまうとは。
ま、あながち嘘でもないのか。
日浦 雛子 (ひうら ひなこ)
先週、転入してきた子
彼女をみて何故か胸が高まった
これが恋なのか、はまだ分からないけれど
