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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

◇日向家の前◇

「ん?」

家に入ろうとしたら、向こうの道の方から兄さんの姿が見えた。

「あれ?
誰かと一緒にいる…。」

目を凝らしてよく見ると、兄さんの隣に如何にもヤンキーの人が一緒に歩いて来ている。

「兄さん、絡まれてる…?」

僕は手に持ってる荷物を置き、兄さんとヤンキーに向かって駆け出す。

「はあッ!」

「うわっ、いきなり何だよ!?」

僕の拳を避けたヤンキーは、僕の目に目掛けて目突き(ビルジー)で応戦する。

「ッ!?」

僕は、ヤンキーの貫手を避ける。

「甘いぞ!」

しかし、ヤンキーはすかさずフックキックを僕の頭に放つ。

「ジークンドーか…。」

ジークンドーは、ブルース・リーが創設した格闘技。

ブルース・リーのカンフーに、空手と合気道、ボクシングや柔道にレスリングと、いろんなスタイルを取り入れた格闘技だ。

目潰しと喉、金的や急所もアリで結構えげつない。

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