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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

ヤンキーがジークンドー使いとわかり、フックキックを避けて後方に下がった。

「コイツ、全部かわしやがった…!」

「ジークンドーですか…。
実際に、お目にかかれないと思っていた格闘技…。」

僕の戦闘狂の血が騒ぎ、スイッチが入る。

「一度は、ジークンドー使いと戦ってみたいと思ってました!」

僕は、再びヤンキーに拳を突き出す。

ヤンキーは、僕の右手首を左手で掴んだまま、僕の右手を下に引きつける。

腕が交差する形になり、身動きが取れない僕の顔面に裏拳を叩き込もうとした。

ラプサオか…。

「くッ」

僕は、ヤンキーの裏拳を片方の手で受け止めた。

「チッ」

舌打ちをしながら、僕の右手首を離して片方の手を振り払い、距離を取るヤンキー。

「せいあッ!」

「おっと」

僕の上段回し蹴りを避けて、ヤンキーは兄さんのそばに寄る。

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