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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

-歩視点-

「歩、コイツ強いぞ…。」

「ちょっと、アンタ
兄さんから離れて下さい」

「兄さん?」

研磨君が僕の方を振り向く。

「研磨君、さっきまで話してた弟の真だよ
真、この人は僕の腐男子友達の梶研磨君」

「兄さんの腐男子友達?」

真は、訝しげな表情で研磨を見る。

「コイツ、歩の弟なのか?」

「そうだよ
真、そんなに怪しまなくて大丈夫」

「兄さん、この人に絡まれてたんじゃないの?」

やっぱり、勘違いしてたか…。

「研磨君はヤンキーだけど、悪い人じゃないよ
隠れ腐男子なだけで害はないから」

「そう…。」

やっと、わかってくれたか。

真は、研磨君の方を見て頭を下げた。

「誤解してたとはいえ、いきなり殴りかかってすみませんでした」

「いや、別に気にすんな
見た目で、誤解されるのは慣れてる」

良かった、研磨君は怒ってないみたいだ。

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