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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

◇日向家2階・歩の部屋◇

「いやぁ、さっきは弟が本当にゴメンね」

家に帰ると、お母さんは買い物中で家に居なかった。

「別に気にしてないぞ
もうちょっと、歩の弟と戦って見たかったし♪」

さっきのバトルを見る限り、2人の戦闘力は互角くらいか。

「はい、研磨君に貸したいと思ってたBL本」

僕は、研磨君に貸す予定のBL漫画2冊と、BL小説2冊が入った袋を渡す。

「サンキュー♪」

その時、部屋のドアがノックされる。

「入って良いよ」

真が、部屋に入って来た。

「研磨さん、本当に先ほどはすみませんでした」

「だから、もう気にすんなって」

「……。」

研磨君の言葉に、真は研磨君を不思議そうに見る。

「研磨さんって、不良のわりには悪い人ではなさそうですね」

「それって褒めてんの?」

「褒めてますよ
兄さんに害のない人なら大歓迎です」

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