
おさななじみ。
第1章 再会
ピンポーン
来客を知らせるチャイムが鳴った。
いよいよだ、どうなってるかわからない翔太に会う時。
緊張しすぎてかまないようになきゃ。
「はーい……」と返事をして、玄関を開けた。
「……あ、結菜?」
そう私の名前を呼ぶ翔太の声は、低く柔らかくて、心地いい声だった。
そして、私は翔太の顔を見ようと顔を上げた。
そこで見た翔太の顔。
白めの肌、きりっとして澄んだ瞳、薄い唇。
かっこいい…………
「ははっ、ありがとな。」
え?
「……っえぇっ!私、口に出してた!?」
「うん」
あぁぁあっ!
恥ずかしい…………
