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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第26章 F

「貴女は仕事でお客様から言い掛かりを
つけられた。わざと遠回りしただの料金が
釣り合わないだの。でもそれってよくある
話よね」
「……はい」
「しかし、そういったお客様の声は
会社に報告しなければならない規則がある。
下手をすれば怒られる。更に言うなら
『これだから女は』と馬鹿にされる。
それらを嫌い完璧を求める貴女は
払拭したいが為に何をなさったの?」
「……お客様に口止めをしました」
「それだけではないでしょ。見返りを
求められたでしょ。自分を着飾るのは
今日でおしまいにしましょうね」

久美は悔し涙を流しながらも答える。

「一晩のお付き合いを要求されました」
「もっと具体的に。いつまで御自身を
着飾るおつもり?」
「……会社には黙っていてほしいと
その見返りとして身体を……
セックスをしました」

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