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妄想∞短編小説

第5章 橙×黄     

錦「なぁ、なぁマル」

錦戸はうつむきながら隣にいた丸山の腕を掴む

丸「ん?なに?」

錦「ちょっと、ヤバイんやけど…」

錦戸は丸山の顔をみる。
錦戸は頬を赤らめ、目をうるませ、息も少し荒くなっていた。

丸「亮ちゃん?」

錦「いま…おれ…すごいことぉ…なってるぅ」

錦戸の呂律が少し狂ってくる。

丸「亮ちゃん…どうしたん熱でもあるんちゃう?」

丸山が心配していると錦戸は突然キスをする。

丸「亮ちゃん?」

錦「まるっ、いまから…はずかしぃことゆぅけどちゃんときいててな?」

丸「うん、なに?」

錦「おれのこといじめてや」

突然の言葉に丸山は固まる。

丸「え?」

錦「だからぁ、おれのこといじめてやぁ」

丸「な、なんでぇ?」

錦「いまぁっ、もうそうしてたんよぉ…まるにいじめられてっ…ひどいことされんのぉ」

丸「そ、そんなこと言われても俺、亮ちゃんのこと大好きやからいじめられんよ?」

錦「やってみなわからんやろ?」

丸「でも、なにしたらええんかわからんで?」

錦「じゃあ、ふんでや」

丸「え?」

錦「まるっ、はやく…ふんでっ」

丸「え、こ、こう?」

丸山は立ち上がり、軽く錦戸を踏む

錦「もっとつよくやぁ」

錦戸にそう言われ丸山は踏んだ足に力を込める

錦「あぁあっ、そぉ、ええよっ…もっとぉ」

丸山はもっと足に力を込める

丸「亮ちゃんってホンマのドMやったんやな」

錦「あぁっ、もっと罵ってぇっ…」

錦戸はいつもと違う苦しそうな喘ぎ声をあげながら要求する

丸「あー、亮ちゃん、なんかわかってきたわ」

そう言って丸山は足に更に力を込める

丸「亮ちゃんを傷つけるなんて…って思ってたんやけど、逆やわ、亮ちゃんを傷つければ傷つけるほど自分の物になっていく感じが堪らんわぁ」

錦「ああっ、まるっ、もっとぉ」

丸「『まる』やないやろ?『隆平様』やろ?」

錦「あっぁあっ、、ごめんなさいっ、隆平さまぁっ」

すると丸山は踏むのをやめおもむろに縄を取り出す
そして錦戸の手を後ろで縛り上げる

丸「亮ちゃん、そこに仰向けになり」

錦戸は丸山の言う通り仰向けになる
すると丸山は錦戸のモノを踏み始める

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