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妄想∞短編小説

第6章 緑×黄 1話

大「りょーおーちゃんっ」

楽屋で携帯をいじっていた錦戸に大倉が後ろから抱きつく。

錦「大倉?」

大「亮ちゃん、俺疲れたわー」

錦「そんなん俺に言ったってなんも出来んよ?」

大「できるやん!」

大倉の発言に錦戸はん?っと後ろを向き大倉の顔を見る。

大「亮ちゃん、ちゅーして」

錦戸は大袈裟なくらいは?っという嫌そうな顔をする。

大「なんや、その顔」

錦「いや、大倉ってそんなこと言うやつやったんやなって」

大「えーやん!俺だってそんぐらい言うわ!」

錦「まぁ、大倉やからまだええけどマルやったら完全に殴っとるな」

大「それは、マルがかわいそうや、な?ええやろ?」

錦「嫌や!なんで男なんかとキスしなあかんねん!意味わからんわ!」

錦戸は大倉にキスされまいと大倉の腕を振り払い、大倉から離れる。

大「そんなに俺とキスするん嫌?」

錦「いや…嫌っていうか…怖いわ、目がマジやもん」

大「ええやん!亮ちゃんみんなともキスしたことあるやろ?マルとかだってさ」

錦「あるけど!あれはちゃうやん!何!?大倉俺の事好きなんか!?」

大「うん、好きや」

錦「は?あ、いや、でもそれはメンバー?っていうか友達みたいな感じやん?」

大「いや、ちゃうけど」

大倉の一言に錦戸は分かりやすくんん?と言った困った様な顔をする。

大「俺、亮ちゃんの事好き」

そう言って大倉は錦戸に近づいていく。

錦「あっ、待って!あの、それはあれですか、付き合ったりとかそういう感じの好きとかそういう感じですかねぇ!?」

大「なんで敬語?怖い?」

錦「いや、怖いというか…驚きというか…とりあえずびっくりですわ…」

錦戸は大倉から目をそらす

大「亮ちゃん、こっち向いて」

錦「いや…ちょっと…」

大「亮ちゃん、こっち向き?」

錦「は、はいっ!」

錦戸は大倉の声の圧力に負け大倉の顔をみる。
すると、錦戸の目には涙が溢れそうになっていた。

大「亮ちゃんどうしたん?泣きそうやん、そんなに嫌?」

大倉に言われ錦戸は顔を横に振る

大「じゃあ、なんで泣きそうなん?」

大倉が聞くと錦戸は優しく大倉にキスをする。

大「亮ちゃん?」

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