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妄想∞短編小説

第7章 緑×黄 2話

大「誰も見てへんよ、亮ちゃん、手繋ご?」

錦戸は辺りを見渡したあと大倉から差しのべられた手に自分の手を重ねる
すると大倉に指を絡められ恋人繋ぎになる

大「亮ちゃんさ、無理してへん?」

錦「?…なにが?」

大「俺と付き合うこと」

錦「別に無理してへんよ、楽しいし」

大「亮ちゃんのいう楽しいは友達としてやろ?俺、わかるんや…亮ちゃんの目は俺をみてない」

錦「は?大倉?何言ってるんや」

大「亮ちゃん俺の事好き?」

錦「うん」

大「ちゃんと、恋人として…、男として見てるか?」

錦「え、う、うん?」

大「ちょっと来てや」

そう言い、錦戸の手を引く

錦「ちょっ、どこ連れてくねん」

大「黙ってついてきぃや」

大倉が連れてきたのは遊園地のトイレだった
トイレにつくなり個室に入る

錦「大倉?」

大「好きならさこういう事もできるやろ?」

そう言い大倉は自分のモノを押し付けてくる

錦「…っ、いや…」

錦戸は酷く怯えた顔をしている

大「そんなに怯えんで…」

大倉は錦戸の服の中に手をいれ腹を触る

錦「んっ…お、おくらっ」

大倉は錦戸にキスをする
舌を絡め、吸う、そして唾液を交わらせる

錦「ふぁっ…んっ、んぁっ…はぁっ」

錦戸は今にも溢れそうになる涙をグッとこらえる。
大倉は口を離す

大「なぁ、亮ちゃん」

錦「んぁっ?…はぁっ、な…に?」

錦戸は息を整えながら返事をする

大「マルのこと好きやろ」

錦「・・・」

大倉の言葉に錦戸は固まる
先程のキスで顔が赤くなっていた錦戸だったがそれとは比べ物にならないほど顔を赤くする

大「図星やな」

錦「え、いや!えっ…あ…ちゃ、う…べつに…マ、ルは…」

大「亮ちゃん、バレバレやから、今誤魔化しても無駄やし、普段の生活でさわかるよ多分みんな気づいてると思うで?マルは例外やけどな」

錦「え?」

大「無意識なんやな、亮ちゃんさあからさまにマル来るとテンションあがるし、普段の話題もマルの事ばっかやし…今日、ここに来るまででもマルの話ばっかやん…そんなん妬くで?」

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