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みどりときいろ。

第1章 にのみやくんの恋。

《二宮side》


雅「おっはよー!」

「おはようございます」

うるさい人が来た。


雅「あ、にのだけなのっ?」

そう言いながら、俺の隣に座る。


「そうだけど、なんか悪いの?」

雅「いや、珍しーなって。だいたい翔ちゃんが1番じゃん?(笑)」

「確かに翔さんだいたい居るもんね(笑)」

楽屋が笑い声で満たされる。


何気ないように接してるけど、これだけで心臓がバクバクしてる。

ライブでも、紅白の司会やった時でも、こんなに緊張しないのに。


隣から雑誌を捲る音がする。


ふと横を向くと、そこには整った横顔。

綺麗、だな……。

普段あんな感じだけど、黙ってるとかっこいいんだ。

ライブだって、ドラマだってかっこいい。

こないだも………。



雅「……ん、にのちゃん!」


「え!?」

いつの間にか、目の前に相葉さんの顔があった。


ち、近っ⁉︎

距離感馬鹿なのっ⁉︎


雅「俺のこと見過ぎ。見惚れてたの?(笑)」

もう少しで唇が重なりそうな距離まで近づかれる。

顔が熱くなるのが自分でもわかる。


「み、見惚れてなんかない!」

雅「動揺しちゃって、可愛いなにのちゃんは♡」



何この状況。



なんで相葉さんに抱きつかれてんの⁉︎

熱くなってるのとか、バレてないかな?

この人は、どこまで俺を困らせる気なんだよ。

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