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華は儚く美しく

第1章 戦乱に散る桜

「只今、帰りました」

「お帰り、桜」

 信長は城に帰ってきた桜に微笑む。信長は優雅に扇子で仰いでいる。

「今日も刀の切れ味は好調です」

 桜は子供のような笑みを浮かべる。

「うむ、よくやった」

 信長は頭を撫でた。桜は満足気に笑う。この瞬間が好き。

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