肝だめし
第2章 異変
ところが伊藤は翌日からも休み続け、とうとう4日目も学校を休んだ
こうなるとクラス全体で噂になり始める
祟られたと
確かに伊藤は墓石の土台を踏んだ
さらに写真も撮りまくってた
この2つよって祟りの説得力が増し、噂を加熱させていた
先生に尋ねてみると、やはり熱を出してると言う
それもかなりの高熱を
4日も学校を休むのだからかなり重いのだろう
もし命にかかわる事になれば、発案した俺の責任になりかねない
「あかん、笑われへん…」
放課後、不安でたまらなくなった俺は友達を誘って伊藤の見舞いに行った