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リアル

第9章 8

ゆうはやっちゃんに触れようとする手を固く握り締め、止めた




…何で。なんで今さら…




なんで今なんだよ!




気持ちをやっちゃんにぶつけると、ゆうは自分でも驚くほど涙が出てきた




やっちゃん…



やっちゃんに触れたくて、でも触れてはいけないと分かっている




それが悔しくて





その場に崩れ落ちた





涙が止まらなくなっていた





ごめんなさい。ごめんなさい。



やっちゃんはいつもクールな印象のゆうが泣き崩れているのを見て





何度も謝った










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