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リアル

第9章 8

ゆうちゃんはずっと側に居てくれるんだと思って甘えてた




やっちゃんが泣き声になった




ゆうちゃんの気持ちへの答え方が分からず、色んな本読んだけど、何処にも書いてなくて…




私のこの気持ちが恋だと分かるまで、自分で認めるまで…時間がかかりました




やっちゃんがボロボロ泣きながら膝をついた




ゆうがやっちゃんに引き寄せられるように近づいた




ゆうの目からも涙が流れて頬を伝う




二人の間の時間が止まったような気がした




どちらからともなく唇を合わせた




恋い焦がれた人とのキスがこんなに辛いものになるとは思わなかった




お互いに震えるように唇を合わせた




ゆっくりと離れるとまた求め合う




唇を合わせてしまったらもう戻れなかった




狭いキッチンの床でやっちゃんの服を剥ぎ取るように脱がすと




やっちゃんの肌を確かめるようにゆっくりと手の平でなぞる




やっちゃんはゾクゾクと肌を震わせた




ゆうは愛おしそうにやっちゃんを見つめると




やっちゃんの指先一本一本丁寧に舐め上げる



次は腕…



次は背中…




やっちゃんは全身を舐められ、まるで眠っていた場所の性感帯まで呼び起こされたように




何処もかしこも心地良くなってしまっていた




ゆうの舌が触れただけでビリビリと快感が走り、うっとりとする

























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