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リアル

第14章 最終回

ドアが閉まり、電車が発車した。人の波が出口へと流れて行った




携帯を握ったままの亜美が残っていた





亜美の姿を見てゆうがホームの階段を駆け下り、亜美の元へ走った





亜美が携帯電話からゆうに話す




例えば、誰かと結婚した。としても、必ず子供が出来るとは限らないし。





うん。




ゆうが返事をする





例えば結婚した。としても離婚するかもしれないし。




うん。





ゆうが息をきらしながら、亜美の居るホームに走ってきた





将来の事なんて、誰にも分からない。何年も経って、ゆうが違う人を好きになるかも分からないし。




亜美がゆうを見付けると眉を下げて笑った




それはない。私は亜美と将来ずっと生きていきたい。互いにおばあちゃんになってもずっと亜美と居たい。




ゆうが荒くなった息を整えながら近づくと





亜美はゆうに抱きついた





ゆうも亜美を強く抱き締めた





付き合ってくれるの?




うん。バカゆう、大好き。







-fin









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