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※未定

第2章 赤城 琉

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『見て!赤城くんだよ!!』
『はぁ〜…何回見てもやっぱりカッコいい…』
『目の保養〜〜…』


僕の家は他の子たちより少しお金を持っている。


僕自身は至って普通の高校生。


すごいのは僕ではなく僕の親。


年商100億を超えるという僕の父はテレビでもよく出ていて有名らしい。


父は僕のことに興味がないし、僕も父のことに興味はない。


母は父の稼ぐお金で夜通し遊んでいる。


何でも父と結婚する前はすごいところのご令嬢だったらしく、父と母との間に多分愛とかそういう類のものはない。

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