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※未定

第3章 事故

「せっかくの綺麗な顔が台無しだよ」


絆創膏の袋を取りながら、そんな言葉を続けた赤城。


「き、綺麗な顔って…」


お前に言われたくねぇんだけど…という言葉は赤城の口によってかき消された。


『あ、わり…って、えぇぇぇぇ!?!?!?』


どうやら、トイレに入ってきた男とぶつかり、そのまま俺の口に当たってしまったらしい。


って!冷静に状況説明してる場合じゃなくてっ…


「っっわ、悪いっ」

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