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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

僕は、麗音さんとの待ち合わせ場所に向かった。

◇ユーフォ公園◇

「泉君」

「麗音さん」

待ち合わせ場所の公園で待っていると、麗音さんがやって来た。

「ゴメンなさい、待った?」

「ううん、僕もさっき着いたとこ」

僕達は、ベンチに座って話す事にした。

「それで、話って?」

今日、2人で会うのは麗音さんから昨日、メールで誘われたからだ。

「実は、泉君にどうしても話しておきたい事があって…。」

「話しておきたい事?」

「今回の婚約と結婚、お断りしたいの」

「え?」

麗音さんの言葉に驚く。

「私ね
高校の時からずっと、親に黙って付き合ってる人がいるのよ」

「そうなんだ」

「泉君もよね?」

「!?」

真剣な目で、それでもって暖かい表情で僕を見る麗音さん。

「やっぱりね」

「何でわかったの?」

麗音さんに聞いた。

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