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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

「泉坊ちゃま
こうなれば、事前に決めていた作戦を実行しましょう」

「わかった」

僕は一旦、自分の部屋へ戻って残りの荷物をまとめに行った。

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「よし…!」

残りの荷物を、リュックに詰め終わる。

「良かった、詰める量がリュックに入る範囲で」

数日毎に、僕とロークの私物を所太郎と茶羅のとこへ、宅配で送ってたおかけで助かった…。

「泉坊ちゃま
俺は、準備完了しました」

リュックを背負ったロークが、僕の部屋に入って来た。

「僕もだよ」

僕と、ロークの作戦はこうだ。

数日前に、所太郎と茶羅に今日の段取りを事前に伝える。

それと同時に、ロークが新幹線のチケットを手配する。

所太郎と茶羅には、万が一の準備をしてもらう。

僕とロークは、今日まで過ごす最低限のモノ以外の、自分達の私物を所太郎と茶羅のとこに送り終える。

2人の通帳から、お金を全額引き落とす。

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