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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

「ロークさん、泉坊ちゃま」

「所太郎か」

「え、所太郎?」

暗闇の中、僕とロークの目の前に微かに所太郎の姿が見える。

「所太郎、ナイスタイミングだ」

「所太郎、いったいどうして?」

「それは、後ほど説明します
他の一部の執事達や、メイド達が気絶してる間に早く!」

僕とロークは、所太郎に先導されながら扉の方へ駆け出す。

そして、扉を開けて外へ出た。

◇富崎邸・庭◇

「待ちなさい!!
零生と爺や、急いで追いかけて!!」

お母さんの指示で、僕達を追いかける零生と爺や。

「あの車は?」

門の前に、1台の黒い車が止まっていた。

すると、黒い車の前のドアが開く。

「3人共、早く乗って!」

「茶羅!」

車の前に着き、所太郎は助手席へ乗り、僕とロークは後部座席へ乗った。

◇車の中1◇

「それでは、行きますよ!」

茶羅は、車を運転させてこの場から離れた。

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