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風俗課に配属されました

第19章 朝比奈馨の事情

━━━━━そして更に一ヶ月後の今日。

咲良を素直に受け入れようとしている。

ここで分かったことがひとつ。

俺は好きな女の子に対して
回りくどく面倒臭い男だった。

この三ヶ月間
俺の勝手な想いや葛藤で
咲良を受け入れずに
待たせてしまったわけだが
それを「イジワル」の一言で
片付けてしまった。

「朝顔先生。言ってもいい?」
「咲良ちゃん。好きだよ。ずっと好き」
「先に言わないでよ。私……ずっと
言いたくて堪らなかったんだから」

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