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風俗課に配属されました

第6章 本條斗真の事情①

『風俗課には他の要素もある』

理佳は饒舌に語りだした。

この長い語りを要約すると……

『男性社員に性欲を満たす場を設けろと』
『そういうこと。企業イメージは大切よ。
ましてや一回潰してるんだから』

確かに……

従業員が性犯罪なんぞ起こしてしまったら
イメージダウンはおろか
二度と再建出来ないだろう。

ある意味今回が最後のチャンスなのだから。

『分かった。でもこれって理佳の案じゃ
ないだろ』

破天荒な理佳にしては手堅い提案だ。

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