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風俗課に配属されました

第6章 本條斗真の事情①

『斗真に任せる。そこは自己責任で』
『意味深な言い方だな』

一人は心当たりがある。

石垣島で知り合った結城咲良。

東京に忘れられない男が居るらしく
教員の旦那と別れてでも
その忘れられない男との愛を貫きたいと
相談を受けていた。

そして偶然にも咲良の忘れられない男は
雇用することになった朝比奈馨氏。

他は来期の新入社員から探せばと
軽い気持ちで履歴書を見ていると
『佐々木若菜』で手が止まった。

胸の奥が警笛を鳴らした。

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