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☆時計じかけのアンブレラ☆

第12章 キミの夢を見ていた

side M

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いつからだろうな。この想いが確信に変わったのは…。

15周年のハワイライブからかな。

腰を痛めたキミを見ていられなかった。

わかるよ。痛い程伝わってきたよ。

皆に迷惑はかけられないって…。

でもムリはさせられなかった。

ステージへの登場を『スライドアップでもいいよ』と提案した。
リーダーの後押しもあり、キミも了承してくれた。

途中、暗転したステージの上で、苦痛に顔を歪めるキミを見るのはすごく辛かったけど、ライブは何事もなかったかのように無事に終了した。

キミのプロ根性を感じた。

『今 目の前にあることを頑張れないやつが何を頑張れんだ』

リーダーの言葉がキミを支えてたんだね。

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