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☆時計じかけのアンブレラ☆

第13章 君がいるから


「痛たたた…っ」
―――朝、鈍痛を感じて目が覚めた。


腰が…イタイ…。ちょっとムリしすぎたかも…。


俺の声に潤くんが飛び起きた。
「かず、大丈夫!?

ごめん、やりすぎた…」

「大丈夫!こんなこともあろうかと…

じゃ〜ん!サロン○ス!」
俺は近くにあった自分のカバンから湿布を引っ張り出した。

「おお〜、かず、さすが〜!

…じゃなくて!ほんとごめんっ」
潤くんは項垂れた。

「気にしないで。煽ったの俺だし…」

「とりあえずお風呂行こっか。立てる?
かずが寝ちゃったあと、一応身体は拭いて掻き出したんだけど」

「…////…ありがと」
俺はその光景を思い浮かべたら恥ずかしくて、両手で顔を覆いながらそう言った。

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