テキストサイズ

☆時計じかけのアンブレラ☆

第13章 君がいるから

潤くんに背中を流してもらってお風呂から出た。

俺はふと我に返った…。


「ああー!潤くん!誕生日おめでとう!」

潤くんは急に声をあげた俺に一瞬驚いたけど、
「かず、ありがとう」
と、すぐに笑顔を返してくれた。

「ごめん…俺寝ちゃって…。ああ〜…」
日付変わったらすぐ言おうと思ってたのに。。

潤くんはそんな俺を察してか、
「大丈夫だよ。LINE来たよ」

「え?」

「時間指定にしてくれてたんでしょ?」

「あ、うん…」

「サイレントモードにしてたから、後から気づいたけど。かずが1番だったよ。ありがと」

「他のメンバーよりも?」

「うん」

「こんなことで張り合うなんて俺ら子供みたいだよね(笑)」

「ふふっ」


「あ、それからこれ…」
俺はおずおずとカバンから包みを取り出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ