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僕は君を連れてゆく

第25章 お祭りの後は…



やべぇ…
腰が痛い…
しりも痛い…

「つっ…」

「ぁ、すまん。起こした?」

「いえ…って…」

「ほら…」

そう言って大輔さんから手渡されたのは水のペットボトル。

カラカラになった喉。
声も上手く出せない。
蓋を開けようとしたけど力が上手く入らない。

「ダメ…」

「なんや?力、入らへんの?」

貸してみ、と俺からペットボトルを取り蓋を開けた。
そして、ぐびぐびと喉を鳴らして半分ほど飲んだ。
その間に俺はやっとこ体を起こした。

「飲まへんの?」

もう一度、ペットボトルを渡してきてくれたから俺も喉を鳴らして飲んだ。

「あぁー、上手い…」

喉が潤ってやっと声がでるようになって

「大輔さんは平気なの?」
 
パンいちで、俺の前を行ったり来たりしてる。

「俺?久々やったからなぁ~」

眼鏡を外したその顔はかなりのインパクト。

「よかったやろ?」

「まぁ…」

確かに、良かった。

ここはタイ。
芸人の宮川大輔さんとロケに来た。
ロケは大成功したこと。
俺自身が海外が久しぶりなこと。
気持ちのいい疲れ。
かなりのテンションで打ち上げに参加して。
酒を呑みまくった。

そこで大輔さんが悪魔の囁きを俺にした。

「潤。男知っとる?」



ホテルに戻りスタッフ達は各々、部屋に戻り俺はもう一杯と誘われて大輔さんの部屋に来た。

部屋でメンバーの話し、芸人仲間の話しで盛り上がった。
そこから、ちょっと、オトナな話しになって…

「最近どぅなん?色々、言われてるやん。」

「あー、ねー。すごい言われてる。」

「あんな、女じゃ満足できんやろ?」

「そうね、って、おい!」

「いや、ホンマに!」

「いやいや…もう、いいよ、そんなんは…」

「ええコト教えてやろうか?」

「いいこと?」

「ええコト!」

そして、流されるままに手取り足取り。

気がついたら大輔さんのソコに俺のを突っ込んでガシガシに腰を振っていた。

「潤…あかん、すごっ、あっ…」

酒の力って恐ろしい。

ケツってすげぇ。



「潤、教えたれよ…ニノとか、好きなんちゃう?こんなん…」

俺が、みんなに、教える。

やべぇ…

また、たってきた…




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