ガラスの靴がはけなくても
第8章 眠りたくない夜
「やだぁ…っ、いじわるばっかり、しないでくださいっ」
とうとう羞恥に耐えきれず泣いてしまった。
嫌だって言うよりも恥ずかしいことをされてることにいっぱいいっぱいになったのだけれども。いくら羞恥で感じるといっても不慣れな私には限界がある。
その言葉に私の手をソコから離して、濡れた指を綺麗に舐めとり、指を絡めてキスをする。
「悪い。つい可愛くていじめすぎた」
謝る言葉に反するようなゾクリとするほど艶のある笑みを浮かべた。その表情は絶対に悪いなんて思っていない。
「ちゃんとご褒美あげるから許して」
その言葉と同時にショーツをずらして突然に指がつぷりと差し込まれた。
ゆっくりと奥まで入ってきては抜けるギリギリまで引き出すのを繰り返す。
単調な動きなのに、やっとソコに与えらた刺激にとてつもなく感じる。
「すごいな。熱くて締め付けてくる」
「はっ…ンン!あああ…っ」
「どんどん溢れてくる。でも、ココはもっと激しくされた方が好きだよな?」
「あああっ、んんっ!!ダメ!もうっ!あっ、あっ、あぁぁ…ッ!!」
クチュクチュと水音を響かせ、かき回される蜜壺。
突然に激しくされ、なんの前触れもなく達してしまった。
「もうイッたのか?ちゃんと言わないとダメだろ」
「だって…っ!そんなに激しくしたら…やっ!!まだ動かしちゃ…あぁっ!!」
「まだイけるだろ?まだ足りないってヒクヒクさせてる」
達したにも関わらずまだ抜かれない指は円を描くように動かされたまま。
きゅんと締まるのが分かる。
もっと……もっと欲しいって身体は正直に反応してる。
「指だけじゃ足りないよなぁ?」
「っ、ん……?はぁっ、はっ…」
「舌でもいっぱいいじめてやるよ」