ガラスの靴がはけなくても
第9章 彼の秘密
「胸揺らして可愛い顔で喘いでお前やらしすぎ…ッ、俺のでオナニーするの気持ちいい?ほら、手伝ってやるよ」
「きもちい、いっ!ソコいっしょにしちゃ…ッん!けいじぃっ、だめぇっ!また、きちゃうっ!」
「はッ、乳首しごかれるの好きだろ?締めつけ強くなってる」
卑猥な言葉で責められて、胸を掴んでは先を痛いくらいにしごかれて。羞恥と痛みですら快感を上乗せさせる刺激にしかならない。
自分でいいとこだけ擦るように揺らすけど、それだけじゃ足りなくて、もっと奥に欲しいってそんなはしたないことを思っていた瞬間。
「このまま、莉乃にイカさせれるのはちょっと、な?」
私の気持ちが分かったかのように再び激しく突き上げられた。
「んんっ!あっ、あんっ!きもちい、いよぉっ!」
「俺も、ッ、すげぇいいよ」
息を少し荒げて額に汗をかいて快感で顔を少し歪ませた大好きな彼の姿を見て、私の限界はもうそこまできていた。
「あぁ、もうだめぇ!も、イくっ、やぁぁっ!」
その言葉に突き上げるスピードが上がった。パンパンと、肉がぶつかる音が激しくなる。
「いいよイけよ、俺も…もう…ッ!」
「イッちゃうっ!あっ、け、いじぃっ!だめだめぇッ!!やあああっ……!!!」
……私が限界に達したのと同時に彼も薄いゴム越しに果てたのを感じた。
力が抜けてそのまま彼の上に倒れ込むと、痛いくらいに強く抱き締めて、優しく頬に口付けをくれた。